そもそも便秘ってなぜいけないの?
放置しないで!便秘がもたらすリスク
食生活が豊かになり、健康食品もたくさん売られている現代社会ですが、実は便秘に悩む人はとても多いものです。
しかし、「便秘は不快だけども、病気ではないし、まぁいいか・・・」なんて楽観視してはいませんか?
便秘にはさまざまなリスクがあるのを、ご存知でしょうか?
便秘のリスクまとめ
肌荒れ
便秘は、腸に便が長く停滞している状態。その間に、便の過剰な発酵や腐敗がすすみ、有毒ガスを発生させてしまいます。
このガスは腸壁を通って血液にのり、全身へと巡ります。
そして、皮膚を通して出て行こうとしますが、この際に吹き出物などを作ってしまうのです。
便秘になるとお肌が荒れるのは、こういったメカニズムからです。
体臭・口臭
肌荒れと同じように、全身を巡った有毒ガスが、体臭や口臭となって排出されてしまうことも。
「におい」は自分ではなかなか気づきにくいのも困った点です。
痔
便秘になると、なかなか排便できずに無理にいきんだり、硬くなった便が肛門を傷つけるなどして痔になりやすくなってしまいます。
また、便秘と下痢を交互に繰り返すこともありますが、下痢のときも未消化の食べ物が肛門に負担をかけるので痔になりやすくなります。
生活習慣病
便秘は腸内環境の悪化で起こります。そして、腸内環境の悪化は、糖尿病や脂質異常症、肥満などの生活習慣病を引き起こすことが。
自律神経
排便は、自律神経がコントロールしています。逆に言うと、便秘が自律神経を乱してしまうことがあります。
自律神経は体の調子と密接な関わりがあるので、乱れると、めまいや動悸、肩こりや気持ちがふさぐといった様々な不調の元となってしまいます。
「腸は第二の脳」と言われるほど、神経が多く取っている器官なのです。
便秘というサインを見逃さないで
このように、便秘には多くのリスクがあります。
便秘そのものが病気ではなくとも、病気になりやすくなったり、また何らかの病気の症状として便秘になっている場合もあります。
便秘は体からのサイン。
たかが便秘、されど便秘。食生活や運動主観を見直しても治らない・長期間慢性化している場合は放置せず、医療機関を受診するようにしましょう。