便秘や腹痛時にできる応急処置
2016/03/14
辛い便秘。お腹が痛くなったときの応急処置は?
便秘に悩んでいる人は、とても多いそうです。特に女性は、トイレに行くのが恥ずかしくて我慢してしまったり、生理などホルモンバランスの影響などから便秘になりやすいとか。
そして、便秘で辛いのは、何よりも腹痛ではないでしょうか。
「便秘が原因って分かっているんだから、トイレに行けばいいじゃない?」なんて、そんなに簡単に出せたら誰も悩まないですよね。
そこで、便秘でお腹が痛いときにできる、応急処置をご紹介します。
服装をゆるめてラクに
まずは、服装をゆるめてお腹をラクにしてあげましょう。
ベルトはもちろん、ズボンやスカートのボタンも外してしまいましょう。
また、タイツやパンストなど締め付けるものも脱ぎましょう。
便秘はお腹がパンパンになってしまうことが多いので、服などの締め付けをとにかく外して、ラクにしてあげることが大切です。
お腹を優しくマッサージ
そして、お腹をマッサージしてあげましょう。
やり方はとても簡単で、自分の手でおへその周りを「の」の
字を描くようにゆっくりとなでるようにマッサージしてあげましょう。
便そのものは出なくても、お腹にたまったガスを出すだけでも、ずいぶんと腹痛が軽くなるものです。
このとき、手を温めてからやると、より効果的です。
ねじれをほぐす体操
マッサージのほかに、お腹をひねる体操もオススメ。
仰向けに寝て両膝を立て、その膝を左右にゆっくり動かします。
腸は複雑にねじれていて、便が出にくくなっていることも多いもの。お腹をひねることで、腸のねじれを解くイメージで行ってください。
定番中の定番?お風呂やカイロで温めて
また、お腹を温めてあげると、腸の働きが活発になり効果的。
お風呂にゆっくり浸かったり、使い捨てカイロで温めると良いでしょう。
温めることでリラックスでき、それだけでも痛みは和らぐものです。
あくまでも「応急処置」。便秘そのものを解消しよう
これらの応急処置に共通しているのは、「ガスを出して腹痛を一時的に和らげる」ということです。
また、腸を活発化することにより、排便も期待できます。
便秘でお腹が痛いとき、試してみてください。
ただ、これはあくまでも「応急処置」なので、食生活や運動などの生活習慣を見直して、便秘そのものを解消できるようにしたいですね。
また、脂汗が出るような痛みや、吐き気や嘔吐を伴う場合は、無理をせず胃腸科などの医療機関を受診するようにしてください。