甘いものを食べ過ぎるとお腹に悪影響!お腹が弱い人要注意
「甘いもの」好きですか?お腹が弱い人は要注意!
人それぞれ好みはありますが、「甘いもの」はリラックス効果があり、疲れがたまったとき、ほっとしたいときなどに食べたくなるものではないでしょうか。
ところが、この「ご褒美」のような甘いものが、お腹を壊す原因となってしまうことが!
元々お腹が弱い人は特に注意が必要ですが、どうして甘いものがお腹に悪影響なのでしょうか。
気をつけて欲しい「白砂糖」
ざっくりと「甘いもの」と表現しますが、お菓子などの甘い食べ物には、普通、大量の砂糖が使われています。
砂糖にも、白砂糖・黒砂糖・きび砂糖・・・などなど、いろいろな種類がありますが、市販されているチョコレートやケーキなどのお菓子などの甘みは、ほとんどが白砂糖で作られています。
この白砂糖が、お腹の弱い人には気をつけていただきたいものなのです。
白砂糖が下痢の原因?!その1
白砂糖は、精製度が高いので、ビタミンやミネラルをほとんど含んでいません。
ところが、甘いものの消化には、ビタミンが大量に使われてしまいます。
また、白砂糖は酸性度の高い食品。
人間の体内は弱アルカリ性なので、酸性度を下げようとして、カルシウムなどのミネラルも使われてしまいます。
このため、体の中のバランスを崩し、消化吸収力が低下してしまうことで、下痢になってしまうことがあるのです。
少し難しい話かもしれませんが、「健康のために、ビタミンやミネラルをとろう」と聞いたことがあると思います。
白砂糖は、これらをとれないだけではなく、体にあるビタミンやミネラルまで消費してしまうので、胃腸にも悪影響があるということです。
白砂糖が下痢の原因?!その2
また、砂糖は浸透圧を上昇させてしまうことも、下痢の原因となります。
浸透圧とは、簡単に言うと「同じ濃度になろうとする力」のこと。
きゅうりに塩を振ると、水分が出るのも浸透圧によるものです。きゅうりよりも塩のほうが濃いため、塩を薄くしようとしてきゅうりから水分が出るのです。
砂糖でも同じように、浸透圧が働きます。
腸に届いた砂糖が、浸透圧により腸から水分を引き出してしまいます。
そうすることで、便が必要以上に水分を多く含み、下痢となってしまうことがあるのです。
お腹が弱い人は、オリゴ糖にも要注意
ほかには、「甘いもの」は健康によくなイメージがあるためか、「オリゴ糖入り」と、体に良さそうな商品も多く出ています。
オリゴ糖は、腸内で善玉菌のエサとなるので、善玉菌を増やしてくれたり、消化されずに腸に届くことから、便秘の人には刺激となってお通じの助けとなるといわれています。
ところが、普段からお腹が弱く下痢がちな人が、オリゴ糖を多くとってしまうと、刺激が強すぎて下痢を悪化させてしまうことがあるのです。
「甘い誘惑」に惑わされすぎないで!
甘いものは、リラックス効果があるものですが、食べ過ぎに注意し、お腹の健康を保てるようにしましょう。