便秘を放っておくと口臭が臭くなる
あなたのにおいは大丈夫?
人は、他人のにおいにはとても敏感なもの。例えば混んでいるエレベーターや満員電車の中などで、「なんだかこの人、体臭や口臭がキツイ!」なんて感じたことがある人は多いのではないでしょうか。
ところが、自分のにおいにはなかなか気づけないもの。
普段から、体臭や口臭のチェックは意識的に行うようにしたほうが良いですね。
そして、このにおいの原因が、便秘なこともあるのです。
便秘がちな人は、特に注意が必要です。
便秘がにおいの元となるワケ
便秘がどうして、体臭や口臭の原因となってしまうのでしょうか。
そもそも便秘とは、腸内に長い時間便が停滞している状態。
お腹に便がたまっていると、それだけでも苦しいものですが、その間に便はどんどん発酵と腐敗が進んでしまうのです。
腐敗が進むと、ガスや有害物質を発生させてしまいます。
本来ならば、便として体外に排出するべき有害物質が、出なくなってしまっているのが便秘。
そして出口を失った有害物質は、腸壁を通って血液や器官を逆流し、全身へと巡ってしまいます。
そして皮膚から排出されれば体臭に、口から呼気として排出されれば口臭となってしまうのです。
便秘のときのにおいって?
また、便秘が続くと、腸内細菌のバランスは乱れ、悪玉菌が増えてしまいます。
悪玉菌はにおいの元ととなるアンモニアなどを発生させるので、さらににおいがキツくなります。
便秘をすると、オナラがくさくなってしまうのもこのため。
そして、オナラだけでは放出しきれないにおいが体臭や口臭として出てしまうので、このにおいも便臭のようなとてもくさいものとなってしまうのです。
便秘を解消して、におい美人に!
このような、便秘が元となっている体臭や口臭の改善には、何よりも便秘の解消が先決です。
原因は便秘なのですから、便秘さえ解消すればにおいはしなくなるはず。
そして、便秘の解消にはやはり、食物繊維や乳酸菌、オリゴ糖など、腸の善玉菌を増やすような食事をすることが大切です。
野菜や果物、ヨーグルトなどの発酵食品が、これらをとることができます。
また、適度な運動を心がけ、睡眠時間をしっかりとるのもポイント。
さらに、お腹を冷やさないようにすると、腸の働きがよくなって便秘解消につながります。
便秘予防には水分補給も大切ですが、冷たいものよりも常温か、温かいものを飲むようにすると良いでしょう。
便秘はよく、「百害あって一利なし」と言われていますが、このように体臭や口臭の原因ともなるので、できるだけ便秘しないようにしたいですね。
便秘を解消して、あなたも「におい美人」になりませんか?