マグネシウム不足で便秘になることも!
2016/02/01
偏った食生活が便秘のもと
仕事や家事、子育てなど忙しい日々を送っていると、ついつい外食が増えたり、カップラーメン、コンビニやファストフード頼りになってしまう・・・。
その中でも意識しないと不足しがちなのがマグネシウムという栄養。
極端なマグネシウム不足によって、便秘になってしまうって知っていますか?
マグネシウム、摂っていますか?
飽食と呼ばれる現代ではありますが、手軽な加工食品ばかり食べていると不足しがちな栄養素の一つが、マグネシウムです。
マグネシウムはミネラルの一種で、体の中で行われる酵素反応に必要なものです。また神経や筋肉の働き、骨の形成にも関与していて、不足すると疲れやすくなったり、イライラしやすくなったりします。
他にも、毒素を排出したり、便通を促進する効果があるので、不足することで便秘になってしまうことも。
あなたはマグネシウムを十分に摂れていますか?
マグネシウムが便通に良いワケ
マグネシウムは、腸内に水分を保ち、柔らかく排泄しやすい便をつくる作用があります。
この特性を利用したのが、酸化マグネシウムなどの整腸剤です。
酸化マグネシウムは、常用性がない、つまり「クセにならない」など、副作用がとても少ないので、妊婦さんや小さなお子さんにも使われることがあります。
※ただし、すでに腸内に停滞してしまっている便には効果がないので、便秘が重症化している場合は、まずは溜まってしまった便を排出する必要があります。
カルシウムとのバランスが重要
マグネシウムはカルシウムとのバランスが大切です。
その理由は、カルシウムの吸収にマグネシウムが使われるからです。
カルシウム:マグネシウムのバランスは、2:1が理想的と言われています。
通常の食生活をしていればあまり心配は要りませんが、近年の健康志向から、カルシウムをサプリで大量に摂取してしまうと、その吸収のためにマグネシウムが使われてしまうことで、体内のマグネシウム不足を引き起こすことがあります。
カルシウムを摂った分しっかりとマグネシウムも摂らないといけないんです。
だから、ふだんからマグネシウムが多く含まれる食品をしっかりとると安心ですね!
マグネシウムを多く含む食品
マグネシウムは次の食品に多く含まれています。
・落花生などのナッツ類
・ひじき、昆布などの海藻類
・豆腐、納豆など大豆類
・ほうれん草など緑黄色野菜
・その他、ゴマやバナナなど
マグネシウムを上手にとって健康に!
マグネシウムは、血圧の調整や動脈硬化、心臓病などの予防にも役立つとされています。
このように、体の中で様々な働きをするマグネシウム。これが不足することで、便秘になってしまうこともあるので、普段から便秘気味の人は少し意識してマグネシウムを摂取してみると良いかもしれません。
ただ、とりすぎてしまうと下痢を起こすこともあるので、摂り過ぎには注意!
適度な量を摂るにはサプリが便利です♪