便秘で生理が遅れる?ひどい便秘だと生理がこないことも!
2016/02/01
便秘と生理。あなたも悩んでいませんか?
女性の体の悩みで、とても多いのが「便秘」と「生理」に関係したことではないでしょうか。
ちょっとぐらい便秘をしたって、病気じゃないから大丈夫!
そういえば、生理が遅れ気味だけど、煩わしさから解放されてかえっていいかも!
もしも、そんな風に甘く考えていたとしたら、要注意です。
女性の健康に、深く関わっている便秘や生理。便秘が、生理を遅らせる原因になることもあるのです。
便秘が生理不順の原因?!
では、どうして便秘が、生理不順を招いてしまうことがあるのでしょうか。
それは、お腹の中で、内臓が「渋滞」を起こしてしまうからです。
生理に関係する子宮や卵巣は、お腹の中で、大腸と膀胱に挟まる位置にあります。
ひどい便秘になると、大腸内に便がたくさん溜まったり、それがガスを発生させて、腸は健康な状態よりも膨らんだ状態になってしまいます。
そして、子宮や卵巣を圧迫し、血流が悪くなり、ホルモンの分泌がうまくいかなくなり、生理不順を招いてしまうことがあるのです。
放置してしまうと、生理が停止してしまう可能性もゼロではありません。
生理は妊娠出産ができるサイン
「生理はめんどうだから、遅れるくらいでちょうどいい・・・」なんて考えていませんか?
生理は、女性が妊娠・出産するために必要なものです。
逆に言うと、「妊娠・出産ができますよ」と、体がサインを出しているもの。
つまり、生理不順は、「妊娠・出産がしにくい」状態になっていることがあるのです。
妊娠を望んでいる人はもちろん、将来的に子どもが欲しい人は、生理周期が安定していることが望ましいのです。
便秘で生理を遅らせないように!
生理は女性にとって、とても大切なもの。
便秘のために、遅らせるようなことがないように、普段から水分や食物繊維の多い食事を心がけたり、ヨーグルトなどで乳酸菌をとるようにしたり、適度な運動を習慣づけ、できるだけ便秘しないように注意しましょう。
生理と便秘の関係
また、生理不順の人は、便秘しやすいとも言われています。
これは、便秘も女性ホルモンに密接な関わりがあるから。女性ホルモンは、排卵の前後で大きな変化があります。
排卵の前はエストロゲンというホルモンが、排卵の後はプロゲステロンというホルモンが多く分泌されます。
プロゲステロンは、妊娠中に大量に分泌されるホルモン。
赤ちゃんの流産を防ぐ働きがあり、それと同時に大腸の水分を吸収する働きもあるので、便が硬くなり便秘の原因となってしまうのです。
「生理前は便秘になりやすい」という人は少なくないと思いますが、これもプロゲステロンの影響が大きいのです。
女性の健康のために
女性の健康のキーポイントは、便秘と生理。
健やかな毎日を送るためにも、まずは腸をきれいにするよう、食事や運動などの生活習慣を見直してみましょう。
それでも便秘で生理が遅れている人や、逆に生理周期によって便秘になってしまう人は、婦人科を受診するようにしましょう。