寝る姿勢によって便秘解消効果が変わる!あなたはうつ伏せ?それとも仰向け?
2016/02/01
忙しい人でもできる便秘解消法は?
食生活の多様化や、車社会での運動不足。忙しくストレスをためがちで、睡眠不足に朝食抜き・・・。
現代社会は、これでもかというほど「便秘リスク」を抱えています。
実際、便秘で苦しい思いをしている人も多いことでしょう。
便秘には、食物繊維や乳酸菌、適度な運動に規則正しい生活・・・。
わかってはいるけれど、仕事や子育て、家事に忙しくてなかなか理想通りの生活にはほど遠い。そんな人はいませんか?
そんな忙しいあなたでも、すぐに取り組めそうな便秘解消方法をご紹介いたします。
寝る姿勢に気をつけるだけ!
その便秘解消法とは、寝る時の姿勢にちょっと注意するだけ!
そもそも腸は、わたしたちが寝ている間にこそよく動き、便を作ったり運んだりしてくれます。
それを手助けする「寝る姿勢」があるのです。
便秘解消の寝る姿勢
「うつ伏せ」
まず一つは、ズバリ、うつ伏せです。
うつ伏せ寝は慣れていないとちょっと苦しいですが、自分の体重が適度に小腸を圧迫することでマッサージ効果が得られるとされています。
うつ伏せになって、左右にゴロゴロ転がるような動きをするとより効果的。
小腸がほぐされると大腸の働きもよくなり、それが便秘解消へとつながるというわけです。
10分程度でも効果があるそうなので、試してみてはいかがでしょうか。
「左を下に」
次に、「左を下にする」という寝方です。
人間の大腸は、ちょうど「の」の字のように、お腹をぐるっと回るように位置しています。
そして、「の」の字の終わりのほうに、「下行結腸」「S状結腸」「直腸」があり、この部分に便がたまりやすいそうです。
左を下にして寝ることで、この部分を適度に圧迫・刺激し、便秘解消効果が得られるというわけ。
また、大腸内視鏡(カメラ)を挿入するとき、患者さんはこの「左を下」にした寝方をするそうです。
このほうが内視鏡の入りが良くなるとか。
内視鏡が入りやすい、ということは、逆に便も出やすい、ということ。
これが、「左を下にする」と良い理由です。
睡眠時間と寝る姿勢に気をつけて、便秘解消!
ちょっと意外ですが、このように寝る姿勢が便秘解消へつながることもあるのです。
下剤などの薬に頼るのはちょっと・・・という人は、一度試してみてはいかがでしょうか。
また、睡眠そのものが、排便には重要なもの。
それは、腸のぜん動運動は自律神経の副交感神経により促されますが、この副交感神経が最もよく働くのが、眠っている間だから。
忙しい毎日でも、できるだけ睡眠時間を確保し、寝る姿勢にもちょっと気をつけて、便秘解消できたら良いですね。